インタビュー日:2018年6月

青山学院大学 学務部 教育支援課 さま

青山学院大学 学務部 教育支援課 さま

WEB実施により、アンケート実施に必要な時間を短縮することができました。 また、事務コストの削減も期待通りの成果で、その分を他の業務に回すことができました。 マークシート方式の時点から満足している点は、教育ソフトウェアさんの作業の丁寧さです。

青山学院大学 学務部 教育支援課 さま

導入事例の概要

2009年度より、マークシート方式で実施

青山学院大学様では、前期末、後期末の年2回、「授業改善のための学生アンケート」を実施しており、2009年度より集計業務一式を承っております。

長年、マークシート方式で実施されており、弊社でもアンケート実施セットの作成から集計結果報告書の作成、非常勤の先生ヘは結果表の郵送まで、一連のお手伝いをさせていただいておりました。

2016年度から、WEBと紙のハイブリッド方式で運用

2016年度からはWEBでの実施に切り替えられましたが、引き続き弊社にてお手伝いさせていただき、アンケートの実施(学生の回答)はWEB、先生への集計結果の返却はペーパーという、WEBと紙のハイブリッド方式での運用となっております。

また、WEB実施への切り替えの際には、前年度(2015年度後期)に一部の科目でトライアル実施を行いました。
そのトライアル実施を受け、より回答しやすいシステムとなるよう改修を行い、翌年度からの全科目実施に向け足固めを行いました。

弊社で授業アンケート業務を承っている大学様の中でも、非常に規模が大きく、取り扱うデータ量も大きくなりますが、ご担当者様のご協力のおかげで、毎年滞りなく「授業改善のための学生アンケート」を実施いただいております。

課題 アンケート実施に要する時間・コストの削減(WEBアンケート実施への切り替え)
ご利用サービス 授業アンケートアウトソーシング処理サービス

導入の背景

ご導入の経緯など、青山学院大学様にお話しいただきました。

マークシート方式の導入について(2009年度~2015年度)

一番の大きな理由は、コスト面になります。
業務委託をする際には、当然見積り合せを行いますが、導入当時、既存の業者さん、教育ソフトウェアさん、別の業者さんの3社で検討した結果、教育ソフトウェアさんが一番安価であり、こちらが求める要件を全て満たしていたことから、委託すること決めました。

WEB方式の導入について(2016年度~)

WEBシステムがSSO(シングルサインオン)に対応できること、一部の科目においての紙(マークシート)での実施にも対応できることが前提としてありました。

また、集計結果については、紙帳票で先生へ返却することが決まっていたため、そちらの運用も重要でした。
これらの要素についても快諾くださり、コスト面でも折り合いがついたので、今までの実績も重視して、引き続き教育ソフトウェアさんに依頼することにしました。

WEBアンケートでの実施に切り替えた理由

一番の理由はアンケート実施に要する時間の短縮です。
回答率の関係により、貴重な授業時間の一部を使用してアンケートを行う必要があるため、いかに短時間でアンケートを実施できるかが重要でした。

また、コストの削減も理由の一つです。
マークシートは未使用のものを再利用する等の工夫をしていたものの、多くの無駄が出てしまっておりました。
それと何といってもマークシートの配付・回収等の準備に多くの事務コスト(人件費)がかかっておりました。
これらを改善するために、WEBでの実施が検討されました。

アウトソーシングサービス導入の効果・ご感想

導入後の効果や感想についてもお話しいただきました。

時間・コスト削減 + α

WEB実施により、アンケート実施に必要な時間を短縮することができました。
また、事務コストの削減も期待通りの成果で、その分を他の業務に回すことができました。

また、マークシート方式の時点から満足している点が、教育ソフトウェアさんの作業の丁寧さです。
アンケート実施に必要な各種データを細かな不備までチェックしてくださり、助けられることも多いので本当にありがたいです。
スケジュール管理もしっかりとやっていただけるので、データの準備や、疑義事項の確認等、何をいつまでにやれば良いというのが明確で安心感があります。

この丁寧さは想像を超えており、ここまでしてくれる業者さんはあまり思い当たりません。

今後のFD活動に向けて

アンケート結果の有効活用

現在、アンケート結果の活用は、各先生方にお任せしている状態です。
アンケート結果の活用方法をまとめた冊子を配布する等の取り組みを行っておりますが、より一層の教育改善の取り組みが今後の課題です。

またWEB実施ではありますが、無記名式という前提があり、アンケート結果に学生番号等の個人を特定する情報を取得しておりません。
記名式への変更はメリットがある一方で、学内の他のデータとの関連付けを含め、アンケート結果の活用に関する抜本的な見直しが必要となるため、今後も検討を続けていきたいと思います。

教育ソフトウェアへ期待すること

他大学と比較(大学全体ではなく、同系の学部同士)には興味があります。
教育ソフトウェアさんは多くの納入実績があるので、大学の垣根を超えた集計といった取り組みにも期待したいです。

また、どういった設問が有効なのかといった提案や他大学の事例紹介も期待しております。

弊社担当者よりお客様へ

弊社担当者よりお客様へ
長きに渡り弊社サービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
私どもが滞りなく業務を行えているのも、貴学ご担当者様のご尽力によるところでございます。
厚く御礼申し上げます。

今後もより良いサービスの提供ができるよう、また今回いただいたヒント(大学の垣根を超えた集計)を実現できるよう、従業員一同、研鑽を積んでいく所存でございます。
引き続き、ご愛顧賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。

この度は、お忙しい中、快くインタビューにご協力くださり、誠にありがとうございました。