インタビュー日:2011年9月

私立大学 栄養学科 さま

私立大学 栄養学科 さま

国試合格対策のために必要なデータを正確に入手できて、かつ処理に時間のかからないマークシートリーダーの導入により、大きく飛躍できそうです。 国試を受験する4年生の授業を効率良く行うためには、学生の苦手分野を見つけ出すための正確な分析データが必要でした。

ご要望と実現のポイント

試験の採点処理とデータの蓄積を迅速に行ないたい

きちんと使いこなせて、かつミスなく正確に処理できるか。

試験問題のアナログな管理から脱却したい

私たちの運用に合った問題の管理・作成システムを導入できるか

サービス概要

お客様 私立大学 栄養学科 さま
運用内容 学内定期テストの処理
授業内のテスト
国試対策模擬試験
ご購入システム

▼2009年5月導入当初 OMR機器:SR-1800
問題作成ソフト:過去問活用ソフト 管理栄養士版

▼2011年3月導入当初
OMR機器:SR-1800
読み取り採点ソフト:国家試験まるごと合格対策

導入の背景

当校では教員が少ないため、学生への問題の準備や試験の採点作業は私たちのような事務担当が作業の大部分を行なっております。

マークシートリーダーを導入する前は、自作の解答用紙に数字を記入させていました。
試験が終わったあと、解答をこちらで読み上げて、その場で学生自身に丸付けを行なってもらっていました。
最後にそれを回収して学生一人ひとりの合計点をExcelに記入していました。

試験によっては学生が解答した選択肢についても入力することもあり、実施した試験をデータとして蓄積することには大変な時間と労力がかかっていました。

学生を大きくブロックで考えると、やはり上位・中位・下位の学生グループというのが明確になります。
中位・下位の学生を合格させるには、学生の試験データを分析して、学生個別に苦手分野を指摘してあげるといった細やかな指導が求められます。

そういったことを行なうために、効率的に授業を行なったり、データを蓄積していきたいと考えていました。

導入の経緯

マークシートのシステムをインターネットで検索していると、OMRに加えて、スキャナを使ったシステムなどもありました。

ただ、スキャナは別の業務で使っていたことがあったのですが、認識が甘かったり、使い勝手が悪かったりと、スキャナで何か作業をするということには強い抵抗感がありました。

だからマークシートを使うのであれば、絶対に専用のOMRを使いたいと思っていました。

教育ソフトウェアさんからシステムをご紹介いただき検討していたのですが、予算の関係もあったのでまず初めに問題作成用の『過去問活用ソフト』を導入し、次年度にOMRと『国まる(国家試験まるごと合格対策)』を導入しました。

導入の決め手は、『過去問活用ソフト』で問題を作り、『国まる』で採点し、採点した結果を『国まる』にフィードバックできる、という連動性が、私たちのやりたかったこととピッタリだったことです。

導入の効果

時間の短縮につながりました

まず何よりも時間の短縮につながりましたね。
OMRと『国まる』を使った採点処理により、随分作業量が減りました。

それから採点した結果を教員に返却する際に、「学生が○○はわかりづらいと言っておりました。」という報告で終わっていたところが、「○○分野は正答率が30%だったので、苦手な学生が多いようです。」と明確な数字を持って報告できるようになりました。

これは非常に大きいです。
問題用紙の作成に関しても、今まではプリントをファイリングして、新しく試験問題を作成する際は膨大なファイリングの中から探し出してといったアナログな方式を行なっていたのですが、『過去問活用ソフト』で簡単に検索できるようになったことで、とても作業が早くなりました。

今後は、『過去問活用ソフト』をもっと担当者間で共有できるようにしたいので、システムの画面構成や機能など、もっともっと使い勝手の良いソフトになっていけば良いなと、期待しております。

担当からお客様へ

「試験をやったらやりっぱなし、分析のためのデータを頑張って作っても活用しきれていないので、この体制を何とかしたい」というお悩みを解決するべく、ご提案いたしました。
これまでは通常の事務作業や学生さんへの対応に加えて、採点や分析の処理を行われておりましたので、非常にお忙しかったことと思います。

導入いただいた製品をすぐに使いこなしていただき、役立てていただけているようで大変嬉しいです。
インタビューや普段のやり取りの中で製品の改善案をたくさん出していただいておりますので、少しずつ形にしていければと思っております。

御校のように教員数が少なく、処理を事務のご担当者様が抱えていらっしゃるような体制においては、いかに単純な作業を効率化できるかという点が、特に国試対策といった合格へ向かうためには大きなポイントとなるかと思います。

これからもサポートしつつ、御校の合格率アップに寄与していけるよう、努力してまいります。これからもよろしくお願い申し上げます。